りゅうび初レース

長男のりゅうびが中学に入学した。共にミニバスをやっていた同級生達はバレー部やバスケ部に入部。りゅうびは1人陸上部の門を叩いた。幸い優しい先輩達がたくさんいたが、同期は男女含めて1人だけという状況。

元々学年で2クラスしかない小規模な中学校なので致し方ないが、流石に可哀想だなと思った。陸上部の顧問の先生は穏やかな方で、成績は二の次という感じ。練習量が少なく、果たしてこれで速くなるのかなと感じていた。

最初の公式戦は6月。中1の1500メートルに出場した。ユニフォームは無く体操服、スパイクは先輩のものを拝借して。市内の運動公園陸上競技場で行われる大会に、私も応援しに行った。

初めてのトラックレースとあり、りゅうびの緊張感は極限まで上がりきっていた。応援する私も同じく。いよいよレースが始まった。

1年生なので皆体操服で走る姿が初々しい。スタートの混戦から抜け出し、最初の400Mが過ぎた時点で4位につけた。なかなかいい位置取りができている気がする。1000Mで3位に上がった。流石にしんどそうだが、残り1周の鐘が鳴り、ラストスパート！バックストレートで2位に仕掛けることが出来、ラスト100Mで単独2位へ。1位には及ばなかったものの、レース内容はなかなかいいものだったと思う。

初のレースで市内6位に入賞できたことは本人にとっても自信につながったようだ。かくいう私もトラックレースの面白さを目の当たりにし、又りゅうびのレース運びと堂々とした走りに感動をもらった。