2021年はとにかく走り込んだ年だった。前年からランニングの醍醐味を感じ始めており、かなりの頻度で走っていたが、拍車をかける出来事があった。
正月の国民的行事である箱根駅伝。元々ファンであった創価大学駅伝部が往路優勝、総合2位の快挙を果たしたのだ!戦前からダークホースとして一定の評価はあったものの、まさか往路優勝を勝ち取るとは。最後10区のランナーは脱水症状を起こしてしまい大ブレーキ。ラスト駒大に抜かされ、惜しくも2位であったが、選手達の勇姿は心に響いた。
今回の箱根出場は4回目。初出場は2015年。エース山口君を中心に初の箱根に挑むも20位と惨敗。次の出場ではセルナルド君が主将で引っ張っり12位に大躍進。このまま入賞狙える位置にいくかと思ったが、その後は2年間出場出来ず。予選会に跳ね返される悔しい時期が続いた。
そして2020年の大会、3年ぶりに箱根に帰ってきた創価大学は、完全に生まれ変わったチームであった。最大の変化は監督。就任した榎木監督は、中央大時代、4年連続箱根駅伝区間賞という偉業を達成している。その後は実業団の旭化成へ進み、別府大分マラソンで優勝。輝かしい経歴の持ち主である。そんな方が創価大学駅伝部の監督になったと聞き、大きな期待を持っていた。更にこの年の選手も非常に充実していた。
1区米満選手がなんと区間賞を獲得し、最後10区で嶋津選手が魂の走りで2人を追い抜き、見事9位でフィニッシュし、念願のシード権を獲得した。そして翌年2021年の大躍進2位!指導者が変わると、ここまで組織は一変するのかと、驚きしかなかった。
創価大学駅伝部の活躍が、私自身のランニング熱を更に更に高めていくものとなった。